ワタシがイタリアの家族のところにお邪魔した初日は たまたまマンマの姪子さんの結婚式だったのです ありがたい事にむこうから是非にとご招待してくださいまして お言葉に甘える事にしました 「会っていきなり結婚式なんて・・・」 と戸惑いは隠せなかったののですが お宅に到着するや否や 結婚式の為に集まった親類の方々総勢20名ほどのみなさんとランチを共にし その和気藹々とした楽しい雰囲気に不安は一掃されました 結婚式、披露宴の最中もそれにまつわる移動も こちらをリラックスさせる為のさり気ない心遣いが随所に感じられ 終始胸が打たれっぱなしだった事を覚えています おかげで緊張するどころか 飲めや踊れやの楽しい雰囲気に ついついハメをはずしてしましました そんな楽しい雰囲気を少しでもお伝えする事ができたら。。。と思います |
約束の3時、身支度をして下に降りていくと 男性陣が「キレイだキレイだ」と褒めちぎりながら出迎えてくれたので、照れながらもほっとした カソリック挙式なので地味な服を着た方が良いか随分迷ったが 赤や黒の花がたくさんついた思いっきり派手なワンピースを着てしまい、内心どきどきだったのだ 女性があまり見当たらないなと思ったら「時計を指しながら用意が遅い」とこっそり愚痴り始める でも女性陣が現るとそんな事はおくびにも出さず、 みんな歓喜の声をあげて「キレイだキレイだ」と褒めちぎるのだ おそるべしイタリアの男達 服装はカジュアルな人から本格的な人までさまざま でも日本の方が派手な事間違い無し 楽しく歓談しながら全員が揃うのを待って花嫁の家へ向かう 花嫁の家では立食形式で軽くお酒を飲みながらまたまた歓談 パイやサンドイッチなど長女エレナが気を利かせて持ってきてくれる パパは会う人会う人紹介してくれる 一時間程待ったところで花嫁の用意ができたようだ 我々は一足お先に外に出て、新郎新婦の登場を待つ 階段から降りてくる二人 拍手が鳴り止まない ホントにお似合いだ 2人の車の後に続いて式を行なう教会へ向かう |
教会についたのは4時30分ごろ 外は異常気象で4月だというのにものすごい寒さ 結婚式が始まるとわかると街の子供達がぞろぞろとついて来る 教会に入るとみんな寒い寒いと口を揃え、マンマはずっとワタシの手をさすってくれていた 席に促され驚いた 部外者なのに前から2列目 マンマとエレナとワタシ パパ達は後ろの方にいる いいのだろうか? みんなの話し声が鳴り止まぬうちに結婚式は始まった 牧師さんは最初から饒舌に話し始め、皆ケラケラと笑い転げる カソリックなので厳粛な式を想像していたのだが、至ってリラックスムード 遅れて入ってきた男女がそそくさと一番前の席に座る 驚いた事になんと花嫁の父親と母親だった マンマがこっそり理由を聞く「車がちっとも止められなかったのよ」まわりはクスクス笑い出す もう止まらない 賛美歌斉唱の時もみんなやたらとしゃべってる そんな和やかな雰囲気の中花嫁も泣くどころかおおはしゃぎ 式は1時間以上にも及んだ 寒いのを除けばちっとも肩の凝らないとても楽しい式であった 終わってからもなかなか2人は退場しない 皆新郎新婦の元へ詰めよりハグやキスや撮影を繰り返す 寒いしライスシャワーまで待てないとマンマが言い出した 外へ出ることにする 何と新婦の母も一緒に・・・ |